泉屋博古館「近代洋画の巨匠たち展」を鑑賞

大倉集古館を出た後、次は泉屋博古館で「近代洋画の巨匠たち展」を鑑賞しました。ちょうどスコールが凄かった時でした。

■いい風景画とは

風景画というのは見ていておもわず「ためいきつく」作品が良いですね。それは洋画問わず浮世絵も日本画もそうだと思います。

一番欲しいと思ってしまったのが藤島武二の《室戸遠望》。青黒い海にいくつか小さく突き出している岩。海岸で一人立って海を見続けてしまう感覚です。まさに「ためいきもの」でした。

そのほかの「ためいきもの」としては、児島善三郎の《残雪》で、田んぼに残った雪を山の上から見下ろしている感覚。橋本国助《白い雲》、正宗得三郎《海景》、高田力蔵《朝の宇治川》もためいき優品でした。

■充実の風景画

なかなか風景画が充実していて、鍋井克之の《奈良の月》はマグリットを思わせる印象的な作品。坂本繁二郎の《二馬壁画》はかなり大きな作品。先日ブリヂストン美術館で行なわれた回顧展では出品されていませんでしたが、こういうのがあったんだーという感慨がありました。梅原龍三郎は《北京長安街》という梅原といえばこれ、という作品ですが、やっぱり素晴らしいです。あと彼が描いた静物画の薔薇の絵はたくさんあるのですが、その中でも今回展示されていた昭和44年製作の《薔薇図》は優品に思いました。豪邸みたいなところに飾らないと作品負けしてしまいそうです。

人物画としては、小磯良平の《踊り子二人》という作品がありましたが、一瞬の様子をとらえる描写力はさすがと思いました。心に残る作品でした。

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