「プライス・コレクション若冲と江戸絵画展」鑑賞

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7月29日、プライス・コレクション展に行ってきました。空は曇りでしたが蒸し蒸しした暑い日でした。

前回は感激で逆に・・・

実はこの展覧会行ったのは2回目です。1回目はプライス氏の講演会を聴きにいきました。内容は他のページへ記載したいと思います。その講演の後に実際展示を観にいったのです。私は江戸絵画が大好きです。だから思いっきり充実した鑑賞三昧だぞと意気込んで鑑賞に臨んだのです。

しかし、逆に落ち着かなくなってしまい、会場内をあっちうろうろ、こっちうろうろで、そんなに作品を注視するように見ることはなかったのです。私は素晴らしい内容だと逆に落ち着かなくなってしまうのです。そんなわけで2回目はしっかり作品を観ました。これだけプライス氏のコレクションがたくさん見られる機会は今後当分無いと言われています。ですので自分は合計3回は観にいくことに決めています。

客層は

日本絵画だけの展覧会、ということで日本美術の展覧会ですが、年齢層は幅広いように思いました。それでも若干高めだとは思いますが。

気になった作品をピックアップ

特に「これは」と思った作品の感想です。

鳥獣花木図屏風 伊藤若冲

展示前は人だかりでした。六本木ヒルズの森美術館開館記念「ハピネス」展(2003年)以来の展示だと思いますが、その時は人だかりというわけではなかったような気がします。

この屏風は、宇多田ヒカル「SAKURAドロップス」のプロモーションビデオ(2002年)で採用されたことが一部で話題になりました。この作品は本当に若冲が描いたのかについては、実はまだ賛否両論があるようです。たしかに落款や署名はありませんし、常識的に考えて江戸時代に描かれたとは思えない雰囲気です。若冲筆に否定的な声もあることは頭の片隅にでも入れておいた方がよさそうです。

私は本当に若冲だとしてもそれは若冲本人一人のみではなく、弟子たちと一緒に描いたものと思います。ひとりだとかなりの時間が必要です。ただ江戸時代は時間の流れが現代より遅いか、それともたっぷりあったのは想像に難くありません。もしかして本当に一人でやってしまったのかもしれませんね。その点では現代人から見るとうらやましい時代ですね。私は昔の絵画を見るたびにそう思います。

遊び心と喜びあふれる健康的な作品です。実際観るとそれを強く感じます。だから若冲かどうかの議論はどうでもいいかもしれませんね。

軍鶏図 長澤芦雪

しゃもは漢字で「軍鶏」と書くのですね。私がこれを鑑賞してた時に、近くにいた女の子たちが「しゃも? にわとりとは違うの?」と会話していました。にわとりですね。にわとりの一種です。その名の通り闘鶏用はもちろん、食肉用のにわとりでもあります。

芦雪の描いたこれは下絵でしたが、下絵であることの生々しさを感じたのか、私は思わず腕組んで「うまい」と思いました。プロですからうまくて当たり前なのですが、うまさが本当に自分に伝わってくるのは鑑賞者としてはたまりません。見事なものです。

群舞図 鈴木其一

プライスコレクションは若冲だけでなく、鈴木其一も充実しています。この群舞図は琳派らしい作品。こういうのは好きですね。正直欲しいです。「若冲と江戸絵画」展コレクションブログによると

天井から釣って飾っていました。
その下で友だちがキャッチボールをして
遊んでいたこともあります。
今思うとおそろしいですね。

なんともすごい話です。でも怖いもの見たさにその場面見てみたいですよ。

杜若白鷺図 中野其玉

明治以降のもので、一本の杜若に白鷺一匹描かれた一見普通の掛け軸でしたが、これは一家ひとつぜひ欲しいと思ってしまいました。現代の住まいに掛けても全然違和感無いし、絶妙にちょうどいいのです。シンプル・イズ・ベストな作品で、印象に残っている良質な作品でした。

ミュージアムショップを見て

予想どおり、というか意外と言うかほとんど若冲関連のものばかりです。人気のアイテムであるポストカードや必須アイテムの図録のほかに、Tシャツ・便箋・マグネット・小皿・おまんじゅう・クリアファイル・屏風のミニチュアといったお決まりのもの。そろそろもうちょっと種類があっても良いのではと思います。

シャーペン・ボールペン・ノートあってもいいし、卓上カレンダー・・は時期的におかしいかな。USBメモリー・ブックカバー・若冲のSUICAとか・・面白くないですか? 会場限定品は鳥獣花木図屏風を題材にした「ルービックキューブ」ですが、本来の大きさよりちょっと小さいです。売れるかな?

だんだん混みます

1回目の時に比べて、だんだん入場者数が増えていっている気がします。早めに行かれる事をおすすめします。

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