サントリー美術館の「遊びの流儀 遊楽図の系譜」展は、江戸ファッション展なのであった。

江戸美術ファンはもちろん、ファッションやデザインに興味ある人はおすすめの展覧会でございました。

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舞踊に興味深々

ここ最近1年ぐらい阿波踊りにとても興味があります。興味あるといっても今のところ踊り子・鳴り物たちを見るだけ、ですけども。いわば見る阿呆専門です。この展覧会を楽しみにしていたのは、踊りの絵がたくさん見たかったのです。

踊っている様子を描いた絵って、あまりないのです。

阿波踊りではないにしても、江戸時代、祭りで踊っている人々の様子を、絵画ではどう描かれているのか気になっていました。実際、その様子がたくさん見ることができて、興味津々で鑑賞できました。

江戸時代の絵師たちが、今の阿波踊り見たらどう描いたんでしょうね。

絵巻物は楽しい

菱川師宣や宮川長春の絵巻物が展示されていました。浮世絵の絵巻物は色彩的にも構造的にもたまりません。私個人的には浮世絵は版画より肉筆が好きです。私が絵師だったらこういうの描きたい。

松浦屏風はモダンアート

有名な作品ですが初めて見ました。思いっきり等身大の女性が数人描かれています。当時の最先端のファッションを着た女性たちというわけですね。なかなか存在感抜群の屏風でした。

しかし保存状態良いです。江戸初期の作品とは思えません。色が鮮やかなので明治時代に描かれたんじゃないかと思ってしまいました。いや、作者は現代作家なのではと思うくらいモダンな雰囲気を醸し出していました。当時前衛的なものに映ったのではないでしょうか。

阿波の鳴門なんて大したことない

一番印象に残った作品が、千葉市美術館所蔵の「立美人図」という一幅でした。一人の女性が袖を口に当てて立っている姿の絵ですが、歌がひとつ記されていました。

「世の中をわたりくらべて今ぞしる 阿波のなるとは浪風もなし」

世間の荒波に比べれば、阿波の鳴門なんて大したことない、という意味のことを知り、思わずじっと見入ってしまいました。そしてちょっとしんみり。そうとう苦労してきたんだね・・・みたいな。今も昔の変わらない。

しかし阿波の鳴門ときましたか。私、最初阿波踊りに興味あると言いました。なんというつながりなんだろう。

ちなみにこの歌はネットで知らべてみると、作者不明ですが名歌のようです。

千葉市美術館HPで公開されている収蔵品検索システムによると、実在した遊女の筆跡かも、と説明されています。

絵の作者は不明です。ただ描かれた女性は実在していたのでしょう。どんな人だったのか、どんな暮らしをしてきたのか、この遊女が絵師に製作依頼したのか、誰かが描かせたのか、などなど想像をかきたてられる作品でした。

もっと早く来れば

鑑賞時間は1時間ぐらいで終わるかな・・・と思ったのですが、2時間近く鑑賞しました。屏風絵が多かったからかもしれません。

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