ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展[世田谷美術館]を観ました(感想)

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2014年8月上旬の土曜に、世田谷美術館で開催された「ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展」を観に行ってきました。当日はあいにくの雨で、最寄りの用賀駅から傘差して歩く羽目になりました。しかも強めの雨。しかし後になってそれも良い思い出だったりします。東京の外から世田谷のど真ん中に行くなんて年に一回あれば良いほう・・という、それだけで楽しみになってしまう私は田舎者かなと思ったりするのですが、とにもかくにも砧公園の世田谷美術館が5年ぶりでしょうか久しぶりな感じでした。

ジャポニスムを展覧会を待っていた

あいにくな雨にも関わらず意外にも観覧者は多かったです。ジャポニスムというテーマに興味そそられる方がたくさんいるのを実感すると同時に、そういえばジャポニスムをテーマにした展覧会は過去いくつかあったと思いますが、このテーマの展覧会は自分自身初めてです。長年待ち望んでいていたものでした。

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やっぱり浮世絵なくして語れず

予想通り、浮世絵の影響を受けたヨーロッパの絵画が並んで、その中に時折、浮世絵が点在するという展示構成でした。それが興味そそられ、いかに当時のヨーロッパが日本趣味に強い興味をもっていたことが感じられました。

ボストンから上質な浮世絵

さすがボストン美術館だけあって、浮世絵は保存状態の良いものがほとんどでした。葛飾北斎の「富嶽三十六景」、歌川広重の「名所江戸百景」や「東海道五十三次」は見慣れているのにもかかわらず、ジャポニスムを念頭に鑑賞すると面白いように改めて感じてしまうのが不思議です。

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にやけることも

あきらかに浮世絵の影響を受けているとわかってしまう油絵をみるとニヤけてしまうこともありました。たとえばルイ・デュムーランという人が描いた「京都の鯉のぼり、端午の節句」という絵は、真ん中にどでかく鯉のぼりが描かれた京都の町という構図はわかりやすかったです。

モネの「ラ・ジャポネーズ」

そして目玉であるクロード・モネの「ラ・ジャポネーズ(着物をまとうカミーユ・モネ)」ですが、修復後初めての世界初公開ということで、この名作を初めて見てその大きさにまず驚きました。中くらいの絵だと思っていました。目録をみると縦が2m30センチで横1m40センチぐらいということで、迫力さえ感じられました。妻のカミーユの笑顔がとても印象的なのですが、これほど幸せな笑顔の様子を描いたものは、印象派だけでなく、ヨーロッパ絵画でも珍しいのではないでしょうか。後ろには日本のうちわや扇子がたくさん貼りつけてあり、着物をまとってうれしくってしょうがないという様子が伝わってきました。

モネの画力

もう一つ感じたのは着物の描写力です。モネというと晩年の大雑多な筆遣いを思い浮かべますが、この絵をみると、描かれた着物の質感を完ぺきにとらえていて、モネの腕前の凄さを感じさせられました。

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もりだくさんジャポニスム

その他、ルノワール、ゴーギャン、ロートレック、ホイッスラー、シニャック、ボナール、ピサロといった日本趣味に魅了された画家の作品がたくさん展示され、ムンクまであり、浮世絵では磯田湖龍斎や喜多川歌麿、国貞、宮川長春の肉筆など盛りだくさんで満足して美術館を跡にしました。その時はすでに雨は止んでいたのでした。

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