800年前の牛を鑑賞

駿牛図
牛が展示されていました。
いや牛の絵が展示されていました。

牛です。
鎌倉時代の牛です。
鎌倉時代に描かれた牛です。
鎌倉時代の絵巻物に描かれたものの一部でございます。
掛け軸の中に監禁されてしまっています。
いや掛け軸になっています。

なぜゆえ牛だけを切り取って掛け軸にしてしまったのでしょうか。
牛一匹、和室の部屋に飾ってどうしようというのでしょうか。
牛に向かって手を合わせて拝むべきなのでしょうか。
牛は神様仏様なのでしょうか
そんなに牛はありがたいのでしょうか。
この絵を前に、すき焼き・牛丼定食食べていいのでしょうか。
専門家にきかないとわかりません。

牛肉にしたら、というか
この牛から取れる牛乳とかはおいしいのでしょうか
いや、それ以前にオスかメスか確認しないといけません。

あ、ここまで書いて、びびっと気付きました。
牛乳とか牛肉というより、
今でいうコンバインの役割をしていた
畑の働き者の牛だったと思われます。
たぶん答え合っています。たぶん・・・

ということで東京国立博物館のWebサイトへアクセスしたところ、
ちょうどいいことに解説が載っておりました。
(いつもは載っていないようです)

想像どおり、牛車の役目を果たしていたとして当時
非常に珍重されていたようです。
ということで私の予想ほぼ(?)当たり。(自慢でもない)
だいいちこの時代肉を食べる習慣はありませんでした。
いまさら気付きました。なにをボケているのでしょうか。

現代のように車や機械のない時代だから当然です。
珍重されていたものだから、
それを絵にして残そうと思うのも無理はありません。

今で言うフェラーリやランボルギーニとかでしょうか。
車好きの絵描きさんだったら、描いてみたい題材
というのと同じ、といったところでしょう。

どうしてもって黒い牛一匹が重要文化財なのか、
不思議に思っていたら
そういう時代背景を物語る貴重な遺産だったのです。

東京国立博物館にて
——————————
駿牛図(すんぎゅうず)一幅
鎌倉時代 13世紀
重文
——————————

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク

コメント

  1. T、K より:

    お久しぶりでございます。
    禅画の題財に「十牛図」というのが
    ございます。
    これは今でいう漫画みたいなもので、
    牧人が牛がいないのに気がつく、牛
    の足跡を見つける、牛発見、牛と格闘、牛降参、牛家に連れて帰る、牧人は牛のことを忘れている、
    という話が7枚で描かれます。残り
    3枚は説明が長くなるので省きます。これは牛を悟りに例え、悟りのプロセスを現しているといわれています。
    この絵もそのように使われたのでは、
    ないでしょうか?

  2. geta より:

    そして牧人はまた牛がいないのに気がつく・・・
    ということでしょうか・・?(笑)
    これは初めて聞く話ですね。ありがとうございます。
    「十牛図」ちょっとみてみたいです。

    しかし牛一匹の絵が重要文化財・・・
    なんでや?とおもわず写真撮ったことよく覚えています。

  3. T.K より:

    調べてみましたら、京都の承天閣美術館に伝周文の十牛図があるそうです。

    承天閣美術館は、金閣、銀閣、相国寺の寺宝を集めた美術館のようです。
    来年5月に何かと話題の若冲動植彩絵展が開催されるようです。雪舟や東伯などの絵もあるそうです。
    相国寺の境内にある美術館ですから、もしかしたら全幅そろって見られるかも?今から期待しております。
    何か宣伝みたいになってしまいました。

  4. geta より:

    承天閣美術館に伝周文があるなんて知りませんでしたね。
    十牛図見てみたいです。
    承天閣美術館は、2002年京博で開催された「大レンブラント展」を見に行った後、
    ついでに行ったことがあります。
    初めてなのでよく覚えています。
    あのブドウの障壁画を見ました。
    2007年の若沖展はいまから楽しみです。
    しかし「大レンブラント展」。
    もう4年前か~

QLOOKアクセス解析