5月21日鑑賞、「江戸絵画の熱いなまざし」展(2) in 栃木県立美術館
初めて訪れた栃木県立美術館はいかにも県立美術館という感じ。
庭とか草や通路をもうすこしメンテナンスしたほうがいいのではと思いました。
県立の博物館や美術館の外見上は、だいたいみなこんな様子で心配になります。
美術館の懐事情はどこもとても厳しいとは聞いているけども、
もうちょっと元気なところが欲しいと思ってしまいました。
でも一方でなんとなくほっとする、というのもあります。
昔ながらの公立の美術館はなんとなくほっとするような
癒しの効果があるのです(気がする・・かな)。
現代の建物は冷たい感じのものが多いので、
昔ながらの2,30年経ったような建物も良いかなとも思います。
さて問題は展覧会の内容です。
前売りは購入をしなかったので、当日払いでした。
さっそく会場の中へ入ろうとしたところ、
受付の女性から、リュックせおってでの鑑賞は遠慮して欲しいので、ロッカ等に預けて欲しい
との言われてしまいました。
長年、美術館をかよってきましたが、こういう注意は初めてでした。
ロッカーを勧められることはよくあります。
しかし「ロッカーへ預けて欲しい」は初めてでした。
東博でも京博でも、どの美術館でも、
リュックで鑑賞はやめろっと言われたことはありませんでしたね。
特に言われて悪い気はしなかったですし、素直にロッカーに預けることにしました。
そもそも荷物背負いながらの鑑賞は疲れます。
ついついリュック背負ったまま鑑賞してしまい、終わるころには大きな疲労感が・・、
というパターンをよくやってしまいます。
美術鑑賞というのは、ただゆっくり歩きながら絵など見るだけなのに、疲れるのです。
自分はただなんとなく鑑賞しているつもりなのに、
無意識に神経が集中しているからだと思います。
せっかく決して安くは無い代金払って、しかも、おいそれとは見れない作品と対面しているのですから、
「もったいなさ」が知らないうちに体力を使っているのです。