「五島美術館 秋の優品展」の感想

DSCF0880.JPG大丸ミュージアムの「幻の棟方志功展」に行った後、五島美術館へ行きました。大丸のあとは当初「クリーブランド美術館展」に行く予定だったのですが、急遽予定を変更。五島~の優品展のほうが先に終わってしまうので忘れないうちに、というわけです。

東京駅から突然世田谷の上野毛へ行く、なんていうルートは初めてで、いささか面倒でしたが、閉館一時間前に到着。係員のかたから「5時までですけどよろしいですか」なんて聞かれましたが十分なわけです。

なぜならば、目的は「紫式部日記絵巻」と「佐竹本三十六歌仙絵断簡」を少し見たかっただけだからです。それに、なにしろ歌仙絵、古写経、李朝の陶磁器という、いくら美術が好きだとはいえ、若い人はあまり行かないようなガチンコの骨董・古美術展示です。あまり長居はしないかも・・・

ということで会場内へ。

見た展示品は先に挙げた「紫式部日記絵巻」と「佐竹本三十六歌仙絵断簡 清原元輔像」。私は「紫式部日記絵巻」のギャラリートークにむかし一度出席したことがありまして、結構感心しながら聞いていました。その時に聞いたことのメモを走り書きしたレジュメを持っていますが、どこへいったか忘れました(笑)。あとで探してみます。見つかってここでまとめられたらいいなと思っています。内容思い出せたらですけども。

「佐竹本三十六歌仙絵断簡 清原元輔像」は保存状態がとても良いものでした。つい先日、東京国立博物館で4点ほど「佐竹本~」が特集で展示されていましたが、それらだいたいがシミがひどかったりと状態が悪かったような印象でした。それにくらべればこれはキレイな物でした。

ちなみに清原元輔は清少納言のお父さんであるということ、今回初めて知りました。自分の持っている図録なり画集などに解説されているかもしれないですが。

DSCF0882.JPGあと気になったのは「過去現在絵因果経(かこげんざいえいんがきょう)断簡」で、奈良時代と鎌倉時代の写しが数点展示。絵因果経はおもいっきり簡単に言うと、お釈迦さんの物語を描いた、もしくは語ったもの。

気になったのは作品名の読み方で、自分の勝手な予想ですが、たぶん「かこ、げんざい、え、いんがきょう」ですか。合ってるでしょうか?そういったことは知らないので、その辺の読み方も展示会場でわかるように配慮をお願いしたいのですが、難しいです・・か。

あとあと墨跡や井戸茶碗とか展示されていたのですが今回はパス、ということでじっとは見ませんでした。

ただ奈良時代の「称徳天皇勅願一切経」という重要文化財の写経が展示されていましたが、奈良時代の筆跡は好きです。やっぱりいいなと。大振りで力強い筆記体は見ていて気持ちよいものです。

DSCF0884.JPGそれにしても閉館に近づいていたとはいえ、客が2~5名ほどしかいなかったので、これら歴史的名品をもう独り占め状態でした。「国宝・紫式部日記絵巻」独り占めなんて機会はそうはないかな、というものでした。これが上野の美術館などの特別展だったら「人わんさか」なのに。

五島美術館はたしかに駅から近いとはいえ、井の頭乗って二子玉川駅いったん降りて、大井町行きのに乗り換えて・・という、少しめんどくささがある場所なので、致し方ないかもしれないです。

そんないささか落ち着きがなくなったところで、私は2006年10月14日土曜日の午後4時45分、五島美術館一番最後の客ということで、その場を跡にしたのでした。

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