ポーラ美術館の印象派コレクション展

ポーラ美術館」はまだ行ったことがないので、
一度は行ってみたいと思うのだけど、
いかんせん千葉の田舎から箱根までが遠すぎる。

森に囲まれたあの美術館へ電車を使うとなると極めて不便だろうと想像するし、
やっぱり我が愛車で、ひとっとびだ、という感じで行くようものなら、
地図を眺めてみた結果、軽く3時間、いや、渋滞や迷子などを考えると
片道4時間はかかってしまい、よって往復8時間。

そんな内容で日帰りを決行したら疲労困憊で帰宅するのは目に見えていて、
なんのための休日なんだと自己嫌悪に陥る可能性も無くは無い。

結果、箱根なんて日帰り行くのはなんとももったいないわけで、
美術館のついでに、温泉につかるだの、
雑誌や車番組ご用達の芦ノ湖スカイラインで、
ワインディング・ロードを楽しみたいだのレジャー三昧・・
ということで、よほどのびっくり企画展をしない限り、
いまだ二の足を踏んでいる。

そんな思いの中、渋谷でボーラ美術館の国内巡回展なるものが
開催されるのはありがたいと思ったわけなので、
東京美術倶楽部で日本美術を堪能して新橋で食事したあと、
こんどは渋谷へと向かい、フランス印象絵画たちを堪能してきた。

「ポーラ美術館」の「ポーラ」はその名の通り、
ポーラ化粧品の「ポーラ」である。
できたのが2002年なのでとても新しくて
創始者・鈴木忍の長男、鈴木常司(つねし)氏が長年ほとんど一人で
集めたコレクションを公開している美術館で、
特に印象派の絵画コレクションの質の高さは
外国の美術館なんじゃないかと見間違うほどの素晴らしさ。
常司氏はこの美術館の完成を見ることなく
2000年に急逝しているのが残念な話である。

過去いろんな西洋絵画の展覧会を見てきたけど、
作品の横の札に小さく書かれた「ポーラ美術館蔵」なんてたくさん見かけてきては、
結構いい絵画持っているところなんだな、なんて思っていた

西洋絵画の日本人コレクションといえば、大原美術館の大原孫三郎、
国立西洋美術館の松方幸次郎、ブリヂストン美術館の石橋正二郎、
が代表的に思い浮かぶが、
このポーラ美術館もそれらに負けるとも劣らずで、
良くこんなに良質な絵画を購入できたものだと感心しつつ、
会場内ではきれいな女の人とかに目がいったりする(笑)

というのは・・・渋谷のbunkamuraザミュージアム内では明らかに、
日本美術倶楽部にて展覧会内のおじさんおばさん、
おじちゃんおばあちゃん層と違い、若い人たちが多かったのは明らかだった。
さすが渋谷ということもあるけど、やっぱり西洋美術は年齢層が低いということに
改めて思う。

それにしても日本美術はどうして年配ばかりなのだろうかと
もっと若い人居てもいいじゃないかと思うが、
そんなこといってもこれが現実だからしょうがない。

私は日本美術、特に桃山江戸といった近世日本美術がとても好きなのだけども、
それはなぜかというと健康的だからだ。
この健康さというのはフランス印象派絵画に備わっている。
これは言わずもがな浮世絵の影響だ。
浮世絵が印象派の画家たちに大きな影響を与えたのはあまりに有名な話だが、
それによって西洋絵画はそれまでになかった明るさや健康さを手に入れたんじゃないか
と勝手に自分は思ってるし、今回のこのコレクション展でも改めてそう思った次第だ。

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