[展覧会感想]大いなる遺産 美の伝統展(2)

前回のつづき)

「東京美術倶楽部」での展示は3階と4階だったけど、
出入口である1階では、荷物のロッカー、ビデオ映像室、
簡単なお茶や食事ができる広間があった。
ビデオ映像では約10分間簡潔にまとめられたもので、
東京美術倶楽部の生い立ちが流れていた。

三井財閥の創始者である益田鈍翁(本名は益田孝)は、
大名家からたくさんのお宝を買い取ったけど、太平洋戦争後、
財産法の改正か制定か忘れたけど、「たくさんのお宝を持っている者には
それ相当の税金を徴収しますぞ」という内容の法律が出てしまったので、
こりゃーたまったものではないってな感じで、
いくつかは手放さなければならなくなった。

で、その中の一つであった名品「源氏物語絵巻」もその対象になり、
結果、東急財閥の五島慶太が買い取り、今に至るというわけだ。
その経緯に美術商の重要な役割がありましたよ、という内容だったのだ。

なるほどーひとつ勉強になりました、というわけで、
次にその隣にあった食堂(休憩室?)の広間のカべには、
東京美術倶楽部にまつわる美術関係史の表がずらっと飾ってあった。

ただ、その表を感心持ってみる人は誰も居なくて、
みなさんただお茶しているだけだったけど、
僕はちょっと興味あって覗いてみた。

関東大震災で本拠地を現在に移転したとか、
長がいつだれだれになったとか、
どこそこにいくら寄付したとかの記述があるなかで、
一つだけ自分にとって興味深いことが書かれてあったのだ。

(つづく)

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