[展覧会感想]大いなる遺産 美の伝統展(1) 

「東京美術倶楽部」という組織があるなんて美術鑑賞ばかりしているわりには
そういうのを知らなかったする・・・なんて別に美術商の仕事しているわけではないから・・・
といいつつちょっと無知だったかなと情けなく思いつつ、
「大いなる遺産 美の伝統展」という題名でもって、
古今東西の超のつく名品を多数出品して、
そこで展覧会を催すという情報を知り、さっそく行ったのだ。

なにしろ国宝が多数出品ということだから行かないと損かなと思っていたわけで、
新橋にある「東京美術倶楽部」という所へ初めて行ったわけだけど、
見たら4階では日本近代美術を代表する巨匠の作品たちがこれでもかっという具合で
当然のごとく並んでいて3階では古美術系の作品が
それなりの名品が展示してあるという内容。

それなりといったのは、特別ビックリするようなものでもなかった・・
かなと思ってしまったからだけど。
ただ国宝室といって国宝だけを集めたエリアがあり、
そこは「プチ日本国宝展」というベキ、さすがな内容で、
特に「源氏物語絵巻」を初めて見ることができたのはラッキーだった。

国宝室は一見地味な印象をうけそうだけど、
そんなわけはなく、
その五島美術館所蔵の「源氏物語絵巻」に加え、
根津美術館所蔵の「鶉図 伝李安忠筆」、
芸術大学大学美術館所蔵の「絵因果経巻」、
藤原佐理の掛け軸などがいっしょになって並ぶというのは、
通常ちょっと考えられないほどの凄さだと思う次第だ。
って思うのはおおげさか?

とにかく4階では名だたる近代作家が全員集合という感じで、
学校の教科書から飛び出たようなあんばいで、一つ一つの作品内容も申し分なしだった。
ということだったんだけど、それが返って「ただ並べただけ」なんて印象がなくはなかった。
でもこれはこれで見ごたえあったし、美術館のような「見せる専門」という所ではない・・
ということもあるだろうし、なにしろここまでそろえるのは
やっぱり大変だと思うからこれでいいのだ
、と思うことにしよう(笑)。

・・とまあ、なんだかせっかくかなりな名品ぞろいの内容だったのに、
拍子抜けしたような感想文になっちゃったのは、
その4階の近代美術展示のほうはたくさんの人がいたのに、
3階の古美術展示となると半分に減った感じなのが気になったからだ。

これはいったいどういうことなのだろうと疑問が残ったわけで、
そのわけを知りたく独自にアンケートとりたい気分になったけど、
だいたい想像つくからまあいいやということにしよう(笑)。
観客のほとんどが40~60代の方々ばかりだった、
ということが関係しているのかも。

(つづく)

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
QLOOKアクセス解析