絵が「ふるえるほど好き」になる―MAYA MAXXのロシアの名画と旅ガイド

絵が「ふるえるほど好き」になる―MAYA MAXXのロシアの名画と旅ガイド
絵が「ふるえるほど好き」になる―MAYA MAXXのロシアの名画と旅ガイド

2005年秋に東京都美術館(他は国立国際美術館)で「プーキシン美術館展」が開かれました。その展覧会と連動した形で出版されたのが、『絵が「ふるえるほど好き」になる―MAYA MAXXのロシアの名画と旅ガイド』という本です。

この本を購入したのは、この展覧会の直前直後ではなくて、一年後のつい最近(2006年10月)です。

本屋で何気なく手に取り、立ち読みしていたら絵や写真がふんだんにありますし、MAYA MAXXさんの文章もほどよい量です。

A5サイズで厚さも薄いのに、中身の良さがあって、いっぺんに気に入ってしまい、レジに向かいました。場所は国立西洋美術館のミュージアム・ショップでした。こういう本はもっと増えてもいいと思います。

彼女はマティスの《金魚》をとても気に入っているようです。この絵に会うことは夢だったようです。私も実物見に行きましたが、かなり気に入りました。マティスが好きになるかどうかの試金石のような作品ですね。いかにもマティスらしい色彩はまばゆいです。

彼女は絵に大変な愛情を注いでいることが、この本から思い切り伝わってきます。

ピカソやモネ、ボナール、ゴッホ、ゴーギャン、ルノアールの絵を彼女の自然な言葉で語っています。堅苦しさは全然ありません。

「すいません、セザンヌはよくわからない。あんまりグッとこないんです」なんて正直に語っているところがよろしいです(笑)。

最後に、私がなにげなく思っていたことをこの本で語ってくれています。

「シチューキンやモロゾフ(←プーシキン美術館のもとになったコレクター)のように、いまの時代だって絵を買うことができる人はいるんですよね。日本だってきっと大勢いるはず。IT企業の人とかは、30代でもすごくお金を稼いでいるでしょ。
(中略)
どうして、なにかの財団をつくってみるとか、そういうことを思いつかないんだろうと不思議になります」

まあそういう意味ではまだ本当の経済革命みたいなことは、起こっていないのかもしれませんね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
QLOOKアクセス解析