若冲図録の驚きプレミア価格とディズニーアート展の図録について
ニューオータニ美術館で「アンリ・リヴィエールのエッフェル塔三十六景展」を見た後、ふと神田神保町へ行きました。
展覧会の図録がたくさん売られている古書店に行ったのですが、そこでずらっと売られている過去の展覧会図録を眺めていたら、あの伝説の「没後200年若冲展」図録を発見。
これは珍しいなあと思って透明のカバーで大事そうに包まれた若冲展図録を手に取ったらなんと2万円!そこまでプレミアが付いていました。
その横には、数年前に江戸東京博物館等で開催されていた「円山応挙展」の図録が8000円でした。その他去年の京都の「曽我蕭白展」なども2倍ぐらいのプレミア価格。どれも普通に購入しておけば2500円ぐらいのものです。
図録は通常の書店では決して手に入らない画集のようなものです。気に入った展覧会はなるべく買います。でもなかなか難しいです。
たいていは2000円から3000円ぐらいのもの。頻繁に美術館に行く者にとって、決して安いものではないと思っているので自分の財布とよく相談した結果、断念することが多いです。しかし後で購入しておけばよかったと思うことがよくあるのです。
そんなわけでふと「ディズニーアート展図録」が急に気になってしまいました。いったんは断念したのですが、手に入れることに決め、急遽東京都現代美術館へ向かいました。東京メトロ半蔵門線で神保町から清澄白河です。そんなに遠くはありません。面倒くさいですが。
最終日とあってやはり混雑していました。そして予想どおり売り切れでした。ただ幸いにも(というか当然でしょうけど)予約は受け付けていましたので、申し込みました。自宅輸送です。11月に届くとのこと。まあ届く時期は問題ありません。問題ある方もいるようでしたが。ぎりぎりセーフでした。これで痛い目にあわずに済みます。財布は痛いですけど。
これを書いている頃は「ディズニーアート展」もう終了していますが、どうしても欲しい方は東京都現代美術館へ問い合わせてみるか、思い切って以下にも問い合わせてみると良いと思います。伝票の控えには依頼主がこう記されていました。
ということで9月24日の日曜日。図録のことで少し頭がめぐった一日でした。
コメント
お久しぶりでございます。若冲展の図録、2万円もするのですか?
私も持ってますが、図録を買う人は多くは売らないですものね。
ただ若冲の図録の解説は、私の好みではありませんでした。
解説者の主観や感想が入りすぎてるような気がします。
確かに若冲「空間充填症」かも知れませんが^^
T.Kさん、久しぶりですね。なにかほっとしています。
確かに20000と札が貼ってありました。
いまはどうなっているのでしょうね。
もしかしたら、もう売れている可能性
高いかもしれません。
その値段にもかかわらず。
そんな気がします。
でもその神田神保町にある古書店、
いつも思っていたことなのですが。
扱っている図録が全体的に高めな印象で、
ちょっとどうだろうと首をひねったりするのですが、
まあこちらが文句を言う筋合いでもないですね。
若沖の図録は私も持っていますが、
やっぱり手放せないものですね、これは。
若冲の図録の解説はあまり読んでなかったので、
この機会、読んでみます。
「空間充填症」ですかなるほどー
私は若冲が今でこそ好きな作家ですが、
最初、あんまり全体的にそのくどい画風が、
好みではありませんでした。
そのためか、最近の評論家たちによる
絶賛ぶりはちょっとどうだろう?
という気がしないでもないです。
長々したコメントになってしまいました。
私も若冲は好きですが、一番ではないです。
ただこれを機会に若冲からいろいろな日本画家にスポットが当たってくれることを期待しています。